なぜパリをめざすのだ
日本人のパリ好きって、いつから始まったのでしょうか。
パリ。巴里。Paris。
かく言う私も、過去に3回、パリを訪れました。最後に
行ったのは2007年の話ですが…汗
東京と変わらない都会なのに、ビルが少なくて
空を広く感じる。公園もたくさんあって緑豊か。
そして100年、200年前の建物がざらにあり、
現役で使われ、人が住んでいる。。。
ワイン、チーズ、スイーツ、今さら語るまでもない
美食大国。
Paris、セーヌ川。この響きにそこはかとなく
漂う「オシャレ感」。フランス人女性とかかっこいいし。
日本では、「パリ在住」の人が綴る
生活エッセイがすごくたくさんあるような気がします。
パリに住んでるってだけで本が出せるとか、すごいなって
思いますが(それだけって事はないだろうけど)。
ただ、最近は
「パリに移り住んで、アパルトマンで暮らして、友人宅の
ディナーに招かれました」
とか、
「この原稿は、サンジェルマンのカフェで書いてます」
とか、
生活費どうしてるの? パリの友人って何?
学校とか、言葉の壁は???
なんて突っ込みたくなるようなものばかりではなく、
「ワーホリでパリに来て、これだけ苦労しました」
なんて本もたくさんあって少し安心できますが。
日本人だけじゃない。アメリカ人だってパリ大好きじゃないか。
かのヘミングウェイだってパリで暮らしていた時期があるし、
18世紀とか、パリで何かと逃亡先にされてなかったか。
パリは何もかも受け入れてくれる寛容さはもちろんあるけど、
それだけでパリを目指すはずがない。そこに何かを見出すのでしょう。
モンマルトルの丘から、パリの街並みを見渡し、夕陽が落ちる様子を
見ていれば、何かの答えが見つかるのでしょうか。